教室沿革
本学では旧くより,旧第一内科学教室,第二内科学教室,第三内科学教室に優秀なスタッフがおられ,それぞれが血液疾患についての優れた治療成績と研究成果を誇って参りました.その後、平成11年から開始された内科診療の臓器別再編成に従って,血液内科を標榜し3科が協力して診療を行っていましたが,平成17年11月1日、新たな教室として京都府立医科大学「内科学 血液・腫瘍内科学部門」が開講しました.
母体となる教室が開講されたことによりまして,京都府立医科大学で長い歴史と伝統を持つ血液腫瘍とがん化学療法の診療がさらに充実し,それによって難治性血液疾患に苦しむ人々に最新医療を,より提供しやすい環境の整備が実現されました.また,血液・腫瘍内科学教室が開講されたことによりまして,各内科学教室に分散していました血液専門医が結集し,血液内科の診療・研究・教育を,より強化できるようになりました.
平成28年4月からは大学全体のさらなる発展を目指した方針に則り,大学院医学研究科科目としては正式に「内科学 血液内科学部門」へのマイナーチェンジを行い,より高度の専門性を探求しています.また,分子診断・治療センターとの密な連携によって研究体制が強化されており,血液腫瘍から固形がんまで幅広く悪性腫瘍の基礎研究を行い臨床に応用することで,成果をあげております.